さて今月の情報提供ですが、前回に引き続き法則のお話をさせて頂きます。
現在テレビ東京で放送されている
「JKからやり直すシルバープラン」という
ドラマを見ている方はいらっしゃいますか。
バブル崩壊後にお金持ちのお嬢様から一転、中年ホームレスになってしまった女性がタイムリープして高校生に戻り、自分の老後の為に人生をやり直すという物語です。
ドラマ的にも、勉強としてもおもしろいので是非見て頂きたいと思います。
原作は漫画みたいですが、そっちはまだ私も見ていません。
話がそれましたが、そのドラマの中でも登場する「72の法則」について今回は少しお話します。
ざっくりとお伝えすると
金融商品に投資する際に、金利の複利効果での投資期間を概算で求める為の法則の事です。
計算式 :72÷金利(%)=投資期間(年数)
例えば、元本100万円を年利3%で運用した場合
72÷3=24
24年で倍の200万円になるという事です。
バブル絶頂期には7%くらいの定期預金もあったらしいので、金融機関にお金を預けているだけでお金が約10年で倍になる・・・
そんな時代もあったんですね。
逆に今みなさんが利用している金融機関の最近の金利をご存じですか?
定期預金金利が0.002%といったものが多いですね。
先ほどの法則に当てはめると?
72÷0.002=36000年
人生100年時代とは言いますが、さすがに生きるのは厳しいですね。
逆に考えてみるとお金を借りた場合はどうなるのか?
例えば、金利18%でお金を借りた場合
72÷18=4
・・・え?
消費者金融でお金を借りた場合やクレジットカードのリボルビング払いを利用する場合、法律上の上限金利である18%が適用される事が多いですが、あっという間に借金が2倍になるのもわかります。
もしどこかでお金を借りる時は慎重に考えてみるといいかもしれないですね。
少しそれましたが、ご自身が持っているお金をどこに預けるかで、数年後、数十年後の資産に大きな違いが生まれます。
0.002なのか、1なのか3なのか5なのかはわかりませんが、将来の為に今使わないお金であれば、預け先はもう一度考えてみてもいいかもしれません。
以下 金利の法則比較を載せますので、ご参考まで
|
72の法則(複利) |
100の法則(単利) |
115の法則(複利) |
利回り |
2倍にする為の年数 |
2倍にする為の年数 |
3倍にする為の年数 |
0.01% |
7200年 |
10000年 |
11500年 |
1.00% |
72年 |
100年 |
115年 |
3.00% |
24年 |
33年 |
38年 |
5.00% |
14年 |
20年 |
23年 |
7.00% |
10年 |
14年 |
16年 |
・単利…「預けた元本のみ」に利息がつく
・複利…「預けた元本+利息」に利息が付く
(営業 小林)